ドイツ連邦統計局は25日、2018年末時点の国内人口が推定で約8,300万人となり、前年末の8,279万2,000人から増加したと発表した。人口増は7年連続。出生数は死亡数を下回りこれまで同様に自然減となったものの、国外からの人口流入数が国外への流出数を上回る社会増となったことから、人口が拡大した。
18年の出生数は推定78万5,000~80万5,000人に上った。死亡数が同95万~97万人に達したことから、自然減は約15万~18万人となる。
社会増は推定34万~38万人に上った。ただ、増加幅は前年の41万6,000人から減少。難民の急増で人口流入が大きく伸びた15年をピークに3年連続で縮小した。
連邦内務省が23日発表した18年の難民申請件数は前年比16.5%減の18万5,853件となり、3年連続で後退した。政府が受け入れ上限として設定した18万~22万人の枠内に収まっている。