自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループ(ヴォルフスブルク)は3日、インドで展開する乗用車子会社をすべて統合する計画を発表した。シナジー効果を高め、現地市場の開発を加速する狙い。印当局の承認を経てフォルクスワーゲン・インディア・プライベート(VWIPL)、フォルクスワーゲン・グループ・セールス・インディア・プライベート(NSC)、シュコダ・オート・インディア・プライベート(SAIPL)の3社を合併する。
VWは昨年7月、2019~21年の3年間にインド市場に10億ユーロを投資する計画を打ち出した。同国市場の開拓に向けた措置で、チェコ子会社のシュコダ自動車が中心となって戦略車を開発し、現地生産する。印乗用車子会社3社の統合はその一環として実施するもので、迅速な意思決定を行えるようにする狙いがある。