ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は4月17日、動物薬子会社バイエル・アニマル・ヘルスが独スタートアップ企業アディヴォ(adivo)と協業合意したと発表した。動物向けの治療用抗体を開発する。取引額は公表しないことで合意した。
アディヴォはバイオ産業が盛んなミュンヘン近郊のマルティンスリートに本社を置く企業で、ペット向けの治療用抗体を開発している。現在はがんや慢性疾患を含む各種疾患の治療薬を犬向けに開発。将来的には他の動物にも守備範囲を広げることを視野に入れている。
動物薬の種類は人向けの医薬品に比べて種類が限られている。バイエルはアディヴォとの協業を通して画期的な動物薬を提供できるようにする意向だ。