ベルリン・ブランデンブルク空港の運営会社FBBは4月28日、同空港に対し建設監督当局の使用許可が下りたことを明らかにした。今後は航空法上の許可を得て10月31日に開港する意向だ。当初計画より8年以上遅れてようやく運営開始の目途が立った。
同空港は当初、2012年6月の開港を予定していた。だが、完成後に火災防止設備の不備が発覚。その後も新たな問題が見つかったころから、開港が何度も延期されてきた。着工から開港までの期間は14年に上る。
新型コロナウイルスの流行を受けて、数千人の人を動員して行う予定だった運営テストは中止することにした。
ベルリン地区では現在、テーゲル空港とシェーネフェルト空港が空の玄関口となっている。このうち主力のテーゲル空港は新空港の開港から1週間以内に運営を停止する予定。