スウェーデンからの入国者に2週間の隔離を命じる措置をニーダーザクセン、メクレンブルク・フォーポマーン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、バイエルンの4州が導入した。スウェーデンの新型コロナ感染者数がドイツの警戒水準を超えたため。
ドイツのメルケル連邦首相と16州の首相は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため実施している制限措置の緩和を5月上旬に決めた際、住民10万人当たりの感染者数が7日間で計50人を超え地区では制限措置を再び強化することを取り決めた。感染拡大が他の地区や州、全国に広がるのを防止するためだ。
スウェーデンでは過去7日間の感染者数が50人超となっていることから、ニーダーザクセンなど4州は同国からの入国者を隔離することにした。
一方、独テューリンゲン州政府は9日の閣議で、新型コロナの感染拡大を防ぐために実施している接触制限を13日付で解除することを決議した。同州では感染者数が少ないことから、接触制限を強制し憲法で保障された自由を制約するのは好ましくないと判断。13日以降は接触制限を強制措置から市民の自己責任へと切り替える。公共交通機関と小売店でのマスク着用義務は継続する。