ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同月比で実質31%減となり、下げ幅は前月の9%から大幅に拡大した。新型コロナ危機が一段と深まったことが反映された格好。下落率は2008~09年の金融危機以降で最大となった。
国内受注が25%、国外が同34%減少した。国外の内訳はユーロ圏が33%減、ユーロ圏外が34%減。
新規受注を特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、2~4月は前年同期を実質14%下回った。国内が10%縮小。国外は16%減で、ユーロ圏は15%、ユーロ圏外は17%落ち込んだ。