新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べる検査サービスがフランクフルト国際空港で6月29日、始まった。ドイツ初の予約不要のコロナ検査サービスで、バイオ企業セントジーンが空港運営会社フラポートと、同空港をハブとして利用するルフトハンザの協力を受けて提供する。期限は差し当てり来年7月末まで。
世界の多くの国は現在、入国の条件として新型コロナの陰性証明書を要求している。この条件を満たさない者は入国を拒否されるか、入国後に隔離を義務付けられることから、感染の有無を調べる検査需要は大きい。
フランクフルト空港での検査サービスは出発の前日ないし当日に受けることができる。検査に要する時間は標準サービスで6~8時間、迅速サービスで2~3時間。テスト結果はデジタルプラットホームを通して提供される。料金は標準サービスで59ユーロ、迅速サービスで139ユーロとなっている。到着客と旅客以外の人も利用できる。1日当たりの検査能力は5,000件。