自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2日、同国西南部のシュベービッシュ・グミュントにある操舵システム工場での人員削減計画で従業員代表と合意したと発表した。4,700人のうち1,850人を2026年末までに整理する。経営上の理由による整理解雇は行わない。
同社は昨年10月、競争激化を理由にシュベービッシュ・グミュント工場で人員削減を実施する方針を表明。従業員代表の事業所委員会との間で交渉を続けてきた。人員削減については高齢者早期退職制度や自主退社を通して進めることを取り決めた。
同工場の将来の競争力を保つために総額3億5,000万ユーロを26年末までに投資することでも合意した。新製品や新しい生産技術の開発、ソフトウエア、デジタル化に資金を投じる。