電動車購入補助金、8日から引き上げ

ドイツ連邦経済省は7日、電動車購入補助金を引き上げると発表した。消費者は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHV)をこれまで以上に低価格で購入できるようになる。

同補助金は電動車の普及を促進するために2016年7月に導入された。これまでの補助金額はカタログ価格4万ユーロ以下のEVとFCVで6,000ユーロ、同4万ユーロ超のEVとFCVで5,000ユーロ、4万ユーロ以下のPHVで4,500ユーロ、4万ユーロ超のPHVで3,750ユーロ。補助金は国と各メーカーが折半してきた。

政府は新型コロナ危機対策の一環として先月、同補助金の国の負担部分を時限付きで2倍に増やす法案を作成した。同法案は議会の可決を経て7日の官報に掲載されたことから、8日付で発効した。

国の補助金が増える結果、例えば4万ユーロ以下のEVであれば購入者は9,000ユーロの補助金(国が6,000ユーロ、メーカーが3,000ユーロを負担)を受けられるようになる。支給対象となるのは(1)今年6月3日から来年末までに新車登録する車両(2)昨年11月4日以降に新車登録された車両で今年6月3日から来年末までに中古車としての登録を初めて行うもの。(2)は(1)に比べて補助金額が低い。

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