上期ビール販売6.6%減少、飲食店の営業禁止が響く

ドイツ連邦統計局が7月30日発表した1-6月期のビール販売量(ノンアルコールビールと麦芽飲料、EU域外からの輸入ビールを除く)は約43億リットルとなり、前年同期比で6.6%減少した。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて飲食店の営業とイベント開催が禁止されたことが響いた格好。コロナ規制が厳しかった4月と5月は前年同月比の減少幅がそれぞれ17.3%、13.0%に達した。6月は規制緩和の効果で同1.9%まで縮小した。

1-6月期の国内ビール販売量は35億リットルで、前年同期を5.9%下回った。輸出はEU加盟国向けが17.8%減の3億6,680万リットル、EU域外向けが0.1%減の3億8,620万リットルだった。

ビールに炭酸水などを混ぜたミックスビールの販売量は2.7%減の2億2,030万リットルで、ビール販売全体に占める割合は5.1%に上った。

上部へスクロール