オペル―アイゼナッハ工場が2シフトに復帰―

仏自動車大手グループPSAの独子会社オペル(リュッセルスハイム)がアイゼナッハ工場の生産を今秋から2シフト体制に戻す計画だ。ミヒャエル・ローシェラー社長が現地メディアに明らかにした。

同工場では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月に生産を中断。6月から1シフト体制で再開した。ローシェラー社長はシフトをさらに増やす理由を、SUV「グランドランドX」の需要がプラグインハイブリッド(PHV)モデルも含めて回復していることを挙げた。

同社長はグループPSAが欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と合併し新会社「ステランティス」を設立する計画にも言及。新会社はグループPSAよりも経営規模が大きくなるため内部競争が激化するとの予想を示したうえで、オペルは自らの利益のためにこれまで以上に激しく戦わなければならないとの立場を表明した。それと同時に、世界の販売網が拡大することは大きなチャンスだとも述べ、販売拡大に意欲を示した。

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