自動車業界で現状改善

Ifo経済研究所は1日、独自動車業界の状況が改善していることを明らかにした。8月の現状判断指数(事業の現状を「良い」とする企業の割合から「悪い」とする企業の割合を引いた数値=DI)はマイナス34.8ポイントとなり、前月のマイナス68.3ポイントから大幅に上昇した。調査担当者は「薄暗い地下室に光が差してきた」と述べた。ただ、「悪い」は「良い」を依然として大きく上回っており、厳しい状況は続いている。

今後6カ月の見通しを示す期待指数は37.4ポイントとなり、前月の40.9ポイントからやや悪化。輸出見通しに関する指数も39.9ポイントから31.3ポイントへと落ち込んだ。新規受注には在庫の取り崩しで対応しているケースが多く、Ifoは「在庫は大幅に減少する可能性がある」との見方を示した。

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