建設業受注、6月は12%増加

ドイツ連邦統計局が8月25日発表した6月の建設業界新規受注高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を12.4%上回った。大型受注で水準が押し上げられたとしている。建設業界団体ZDBによると、アウトバーンA3号線の拡張工事の効果で公共土木の受注が35%拡大。同工事の受注を除いたベースでは建設業受注は横ばいにとどまった。商工業施設の受注は約8%減少した。

名目ベースの建設業新規受注は83億ユーロで、前年同月を9.2%上回った。増加幅は6月としては過去最大だ。

1-6月期(上半期)の新規受注高は前年同期比で名目0.2%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3~5月の受注が振るわなかったことが響いた。物価と営業日数を加味した実質では減少幅が3.5%に上る。

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