自動車部品大手のコンチネンタル(ハノーバー)が独西部のアーヘンにある乗用車タイヤ工場を閉鎖する。化学労組IG BCEが15日、明らかにし、同社が追認した。
来年末までに工場を閉鎖する。広報担当者は市場が縮小しているためと説明した。
同工場の従業員数は1,800人。経営陣は人員整理向けた交渉を労組などと行う。経営上の理由による整理解雇の可能性を排除していない。
コンチネンタルは今月初旬、自動車業界の構造転換とコロナ危機に対応するために2029年までの10年間で従業員を約3万人、削減する方針を発表した。その一環でアーヘン工場を閉鎖する。