シーメンス―機械駆動装置子会社を売却―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は10月29日、機械駆動装置子会社フレンダーを投資会社カーライルに売却することで合意したと発表した。シーメンスは事業を絞り込む方針に基づき、同子会社を放出する。売却額は20億2,500万ユーロ。貿易法とカルテル法上の審査を経て売却手続きが来年1-6月期に完了すると見込んでいる。

フレンダーは産業・風力発電機用の減速機・増速機・継手を生産するとともに保守・メインテナンスサービスを手がける企業で、シーメンスは2005年に買収した。従業員数は8,600人、売上高は22億ユーロ。シーメンスは当初、同子会社の新規株式公開(IPO)を計画していたが、多くの投資家が買収に意欲を示したことから、IPOと並行して売却手続きも進めてきた。

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