フランクフルト空港の拡張が延期に

フランクフルト国際空港運営会社フラポートは同空港の拡張を延期する意向だ。コロナ禍を受けて激減した旅客需要の回復が当面、期待できないことから、先送りする。シュテファン・シュルテ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。

同空港は新たに第3ターミナルを建設し、旅客の年間処理能力を2,500万人、拡大する計画。当初は同ターミナルのピアGを2021年末まで、ターミナル全体を23年までに完成させる考えだった。

だが、コロナ禍を受けて6月に計画を変更。ピアGの開業時期を22年夏、ターミナル全体を同25年に延期した。

新たに策定した最新の計画ではピアGを含むターミナル全体の開業を25年とすることになっている。シュルテ社長は26年にずれ込む可能性を排除していない。

ピアGはLCC(格安航空会社)のライアンエアやTUIフライが利用すると目されている。

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