ドイツ連邦統計局が9日発表した10月のトラック走行指数(2015年=100)は季節要因・営業日数調整後の実質で112.8となり、前月を0.3%上回った。同指数の改善は6カ月連続。新型コロナ危機のピークに当たる4月(指数97.4)に比べると15.4ポイント高い。
同指数は走行料金の課金対象である4軸以上のトラックの走行距離をもとに算出している。トラックの延べ走行距離は国内製造業の活動の活発度を反映していることから、景気指標の1つとなっている。
10月は前年同月比(営業日数調整値)でも1.0%増加した。新型コロナの流行が本格化する直前の2月に比べると2.5%低い水準にある(季節要因・営業日数調整値)。