自動車部品のZFが工場を一時閉鎖、コロナ集団感染で

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンが独西部のアイトルフで運営するショックアブソーバー工場で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことが11日、明かになった。広報担当者は同日メディアの問い合わせに、従業員およそ700人のうち91人の感染が確認されたことを明らかにした。ZFは同工場を12日(木)~15日(日)の4日間、閉鎖し、全従業員を対象に感染していないかどうかの検査を実施。16日(月)から操業を再開した。

集団感染が発生した原因は解明されていない。広報担当者によると、工場の感染防止策に不備がないことを保健当局は確認しているという。

操業再開に当たっては保健当局の協力を得て勤務開始の直前に感染簡易検査を実施。陽性反応が出た2人を除いて生産活動を行った。陽性となった2人は病院に送り、精度の高い検査であるPCR検査を受けさせた。勤務直前の簡易検査は19日(木)まで実施する予定だ。

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