オペル―本社工場で車両生産停止―

仏自動車大手グループPSAの独子会社オペルがリュッセルスハイム本社工場で車両生産を停止した。同社の確認を得た情報として経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が18日、報じたもので、広報担当者は需要の低迷と新たなモデルの生産に向けた準備が理由だと述べた。車両生産に携わる社員は来年1月6日まで仕事がないことから、有給休暇の消化ないし操短手当の受給で対処することになる。

リュッセルスハイム工場で手がける車種は現在、中型セダン「インシグニア」に限られている。同モデルの需要が少ないことから、経営陣はクリスマス休業を前倒しした。

同工場では来年夏からオペルのコンパクトカー「アストラ」とPSAの高級車ブランド「DS」のモデルを生産することになっている。そのための準備を休業中に行う考えだ。

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