粗鋼生産8カ月ぶり増加、10月は+3.1%に

独鉄鋼業界団体シュタールが23日発表した10月の国内粗鋼生産高は341万7,000トンとなり、前年同月を3.1%上回った。増加は2月以来で8カ月ぶり。電炉鋼が6.6%増の118万9,000トン、高炉鋼が1.3%増の222万8,000トンとともに拡大した。銑鉄は0.9%減の207万4,000トン、熱間圧延鋼材は4.1%増の309万7,000トンだった。

1~10月の粗鋼生産高は2,914万4,000トンで、前年同期を13.9%割り込んだ。高炉鋼が17.4%減の1,948万8,000トン、電炉鋼が5.8%減の965万6,000トンとともに縮小している。銑鉄は16.6%減の1,813万7,000トン、熱間圧延鋼材は12.9%減の2,563万9,000トンだった。

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