マレリ―独に電動ドライブトレイン工場開設―

マレリはこのほど、独西部のケルンに電気自動車(EV)用ドライブトレインの生産施設を開設すると発表した。欧州では二酸化炭素(CO2)排出規制などを背景に電動車需要が急速に増えていることから、需要を取り込む考えだ。

1万8,000平方メートルのスペースに生産ラインを設置する。2021年上半期の操業開始を目指す。雇用規模は当初160人。21年中に最大60人を追加雇用する。

同社は800ボルトの高性能・高速充電技術のためのアクティブ&パッシブシステム、バッテリーマネジメントシステム、冷却プレート、電動コンプレッサーなどのソリューションを提供。自動車メーカーがEVとハイブリッド車の全体的な効率を向上させることを支援していく。

ケルンに白羽の矢を立てたのは質の高い従業員を確保しやすいため。同地には米フォードの工場やトヨタ自動車の独法人など自動車産業が集積している。

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