機械業界の受注減に歯止め、10月は横ばいに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の10月の新規受注高(実質ベース)は前年同月比横ばいとなり、2月から8カ月続いた減少に歯止めがかかった。新型コロナ危機からの回復が進んでいるほか、比較対象の2019年10月は受注水準が低かったことが背景にある。

地域別でみると、国内が1%、ユーロ圏外が2%の幅で増加。ユーロ圏(ドイツを除く)は4%落ち込んだ。

新規受注を特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、8~10月は前年同期を実質8%下回った。国内が5%減、ユーロ圏(同)とユーロ圏外がそれぞれ9%減だった。

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