製造業受注残高8カ月連続増、1月は+0.8%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した製造業の1月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.8%上回った。増加は8カ月連続。国内受注の残高が0.9%増、国外が同0.8%増と、ともに拡大した。1月の受注残高は新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の昨年2月に比べ5.0%高い。2月を上回るのは6カ月連続で、受注に関してはコロナ禍の悪影響がほぼ完全になくなっている。

1月の受注残高を部門別でみると、中間財は前月比で2.7%、投資財は0.3%、消費財は3.3%それぞれ増加した。

受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は前月の6.7カ月から6.9カ月へと拡大し、統計を開始した2015年以降の最高を更新した。内訳は投資財が9.7カ月(前月9.3カ月)、中間財が3.5カ月(3.4カ月)、消費財が2.8カ月(2.7カ月)となっている。

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