シーメンス―スマートグリッドでモロッコを支援―

電機大手の独シーメンスは1日、同社と戦略パートナーの仏アトスがモロッコのスマートグリッドプロジェクトを支援すると発表した。両社が提供するプラットホームを用いてモロッコ国営電力・水道公社(ONEE)が全国の計10万個強のスマートメーターから得られるデータを活用。電力消費の節減と送配電網の最適化につなげる。シーメンスとアトスがアフリカで共同展開する最大のスマートグリッドプロジェクトとなる。

同プロジェクトはモロッコのエネルギー効率化プログラムの一部。シーメンスのメーターデータ管理プラットホーム「エナジーIP」を通して収集データを自動的に活用し、消費者の省エネ意識を高めるほか、安定的な収入源を確保できるようにする。アトスはITインフラとセキュリティ分野などを担当する。

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