製造業受注残高が1年8カ月ぶりに減少、1月は-1.3%

ドイツ連邦統計局が18日発表した1月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.3%下回る146.5(暫定値)へと低下した。低下は20年5月以来で1年8カ月ぶり。これまでは統計開始(15年1月)後の最高記録更新が続いていた。原料・部品不足に伴う生産調整で水準自体は依然として高く、前年同月比では20.9%増加した。

国内受注の残高が前月比1.2%減、国外が同1.4%減と、ともに落ち込んだ。部門別でみると、中間財は横ばい、投資財は1.7%減、消費財は0.2%減となっている。

受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.7カ月から7.8カ月へと拡大し、過去最高をこれまでに引き続き更新した。内訳は投資財が11.1カ月(前月11.0カ月)、中間財が4.0カ月(4.0カ月)、消費財が3.4カ月(3.4カ月)だった。

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