製造業の原料・部品不足、戦争で一段と悪化

原料や部品不足に苦慮する独メーカーの割合が3月は80.2%に達し、2月の74.6%から一段と増えたことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。ロシアのウクライナ侵攻で調達難に拍車がかかった格好だ。調査担当者は「企業はこれまで今夏の状況改善を見込んでいたが、先に延びそうだ」と述べた。

原料・部品不足に直面する企業の割合が最も高い業界は機械と電気設備でともに90.7%に達した。これに自動車が90.1%、データ処理装置が88.7%、印刷物が87.7%、家具が86.7%、衣料品が84.3%で続いた。化学は70.5%と全体の平均を下回ったものの、前月(58.4%)から12.1ポイントも増えている。

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