自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、2022年1-3月期(第1四半期)の営業利益(特別項目を除く)が約85億ユーロ(暫定値)となり、前年同期の48億ユーロから大幅に拡大したことを明らかにした。本業が好調だったほか、ニッケルやアルミニウムなど原料の先物取引で価格変動リスクに対応できたことから水準が押し上げられた格好。売上高営業利益率は約13.5%に達した。
原料価格は新型コロナ危機などの影響で大幅に上昇した。VWは危機前に取り決めた価格で原料を調達できたことから、実勢価格との差額が帳簿上の利益となり、営業利益が押し上げられた。