暖房大手の独フィースマンは2日、グリーンな環境ソリューションに今後3年で総額10億ユーロを投資すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州域外へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が急速に高まったことを受けた措置。マックス・フィースマン最高経営責任者(CEO)は「前例のない地政学的な展開には前例のない回答が必要だ。我々は皆、気候変動に打ち勝ち、将来のエネルギー獲得・利用を見直し、それによって欧州の地政学的な自立を強化するため、スピードと現実主義を強化する必要がある」と述べた。
投資資金は環境ソリューションの生産能力拡張、研究開発、製品ポートフォリオ拡充に振り向ける。少量の投入エネルギーで大きな熱エネルギーを獲得できるヒートポンプに最大の照準を合わせる意向だ。