粗鋼生産2カ月連続減少、4月は-1.1%に

独鉄鋼業界団体シュタールが20日発表した4月の粗鋼生産高は332万5,000トンとなり、前年同月を1.1%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争勃発直後の3月は同11.8%落ち込んでおり、これに比べると減少幅は小さかった。

電炉鋼が6.2%減の100万9,000トンへと後退し、足を引っ張った。高炉鋼は1.3%増の231万6,000トンとわずかに拡大している。銑鉄は2.4%増の214万4,000トン、熱間圧延鋼材は0.7%減の294万1,000トンだった。

1~4月の粗鋼生産高は1,312万6,000トンで、前年同期を3.0%下回った。高炉鋼は3.2%減の900万1,000トン、電炉鋼は2.7%減の412万5,000トン。銑鉄は3.3%減の829万2,000トン、熱間圧延鋼材は4.3%減の1,164万7,000トンだった。

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