被用者の3人に1人がインフレで生活費不足に

ドイツの被用者の3人に1人が、インフレ率の高騰を受け給料だけでは生活費が足りないと考えていることが、求人情報専門の検索エンジン運営会社インディードのアンケート調査で分かった。特に手取2,000ユーロ未満の人で状況が厳しいという。アンケート結果をもとにAFP通信が報じた。

生活費の目減りを受け、55%が賃上げを要求すると回答した。「転職を考えている」も47%と多い。

適正な賃上げ率としては6~10%との回答が最も多く、50%弱に上った。11~15%も25%弱と少なくない。

すでに賃上げを実現した人は11%にとどまった。特別手当を受給した人は10%だった。

ドイツのインフレ率は昨年から高水準にある。ロシアのウクライナ侵攻を受けて物価は一段と高騰しており、直近の5月は前年同月比の上昇率が7.9%に達した。

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