航空大手の独ルフトハンザは23日、今夏の運休本数を拡大することを明らかにした。同社は今月上旬、空港の人手不足を理由に7月のダイヤを計900便、間引きすると明らかにしたばかり。管制官のストライキや新型コロナウイルス感染に伴う病休の増加を受け、需要が増える夏季バカンスのハイシーズンに計2,200便を追加で運休する。
今月上旬に明らかにした7月の運休は、ハブ空港のフランクフルト、ミュンヘンを発着するドイツ国内・欧州域内線で実施する。対象となるのは利用者が多い金曜日から日曜日の便。
追加運休も主にフランクフルト、ミュンヘン発着のドイツ国内・欧州域内線で行う。曜日は月曜から金曜。
運休となる便を予約した乗客には速やかに通知し、予約の変更を要請する。国内の移動であれば提携先であるドイツ鉄道(DB)の高速鉄道を利用できる。運休は主に代替の輸送手段がある便を対象に行うとしている。
混乱を緩和するため乗客に、ゆとりを持って空港に到着することや、可能な限りオンラインチェックインを利用すること、手荷物を減らすことを要請している。