メルセデスベンツ―上期販売15%減少―

独乗用車メルセデスベンツが11日発表した主力ブランド「メルセデスベンツ」の上半期の販売台数は98万5,200台となり、前年同期を15%下回った。半導体不足と物流のひっ迫、中国のロックダウンが響いた格好。競合BMWは同期の販売で101万6,541台を確保しており、メルセデスはこれまでに引き続き高級車世界1位を獲得できなかった。超小型車ブランド「スマート」を含めた乗用車(メルセデスベンツ・カーズ)の販売総数は16%減の99万8,000台だった。

メルセデスベンツの販売台数はすべての地域で減少した。欧州は12%減の30万5,300台、アジアは16%減の46万9,900台、北米は11%減の16万1,700台、その他の地域は33%減の4万8,300台となっている。最大市場の中国は19%減の35万5,800台で、同ブランド全体に占める割合は36.1%に上った。

メルセデスベンツの電気自動車(BEV)販売台数は前年同期比134%増の4万5,400台と大きく伸びた。

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