物流大手のドイツポストDHLグループは5日、英国の小荷物配達事業を大幅に強化すると発表した。コロナ禍の発生後、ネット通販市場の拡大が加速し、同国の配達量が2020年初頭からこれまでに40%増えたことを受けた措置。今後も成長が見込まれることから、5億6,000万ユーロ強を投じ、現地の処理能力を2倍に拡大する。4,000人強を新規雇用する。
投資額の約半分をハブ拠点の新設に投じる。イングランド中部のコベントリー空港近辺に設置。1日当たり50万個を取り扱えるようにする。従業員600人強の採用を見込んでいる。
集荷・配送倉庫の分野では計10カ所を新設するほか、既存拠点20カ所を拡張する。投資額は2億2,000万ユーロ強。3,500人を新規雇用する。
車両の近代化には第1段階として7,500万ユーロを充てる。代替燃料車に重点を置く。