Ifo経済研究所が8日発表した独機械業界の6月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス23.3ポイント(DI)となり、前月のマイナス17.9ポイントから一段と悪化した。サプライチェーンひっ迫のほか、ロシアのウクライナ侵攻に伴う先行き不透明感の強まりが反映されている。現状判断指数は0.6ポイント減少したものの、プラス39.9ポイントと高水準を保った。
アンケートでは90%以上の企業が材料・部品不足に直面している。この結果、受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかを示す)は過去最高の6.5カ月に達した。
専門人材が不足しているとの回答は39%に上った。