独立系ガソリンスタンドの5月の売上高が価格・営業日数・季節調整後の実質で2月を11.7%下回ったことが、ドイツ連邦統計局の発表で分かった。燃料価格の高騰を受けて消費者が購入を控えたことが反映されている。販売量は11.7%減少しており、売り上げは価格調整前ベースでも0.5%落ち込んだ。
2月24日に始まったロシアのウクライナ進攻を受けて、燃料価格は高騰。バイオ燃料を5%混合したガソリンである「スーパーE5」の3月の平均価格は2月比で17.8%上昇した。5月も2月を17.5%上回っている。インフレ率の高騰で実質の可処分所得が目減りしていることもあり、消費者は燃料購入を抑制気味だ。