欧米自動車大手ステランティスの独子会社オペルが、リュッセルスハイム工場で行っている中型車「インシグニア」の生産を年内に終了する。経済情報サイト『ビジネス・インサイダー』が報じ、ステランティスが15日に追認した。
インシグニアはオペルが米ゼネラル・モーターズ(GM)の子会社だった時代に開発された内燃機関車。オペルの他のモデルと異なり電気自動車(EV)プラットホームがない。ステランティスは2024年までにすべてのモデルで電動車を購入できるようにする方針を打ち出していることから、これまではインシグニアの生産が同年に終了すると目されていた。
同モデルの生産終了後、リュッセルスハイム工場はプラットホームを共有するオペル「アストラ」とシトロエン「DS4」の生産に特化することになる。