建設業界でキャンセルが高水準に

ドイツの建設業界でキャンセルが高水準に達している。Ifo経済研究所によると、建築ではキャンセルの割合が5月に13.4%を記録。6月は11.5%に下がったものの、極めて高い水準が続いている。土木でも5月が8.8%、6月が9.0%に上った。調査担当者は、受注残は依然として潤沢だとしながらも、現在のキャンセルの規模はコロナ禍初期の2020年春に匹敵すると指摘した。

背景には資材不足とエネルギー価格の高騰に伴う建設コストの上昇、および金利の上昇がある。

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