ドイツ国内で光ファイバー通信網の構築を進めるドイチェ・ギガネッツは22日、ドイツ銀行の資産運用子会社DWSが同社に資本参加すると発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。取引の成立には欧州連合(EU)欧州委員会の承認が必要となる。
ドイチェ・ギガネッツは投資会社インフラレッド・キャピタル・パートナーズが設立した企業。これまでは30億ユーロを投じて、基地局から各家庭までの全回線を光ファイバーでつなぐFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)方式の回線を100万世帯に敷設することを目指していた。DWSの出資を受け、この目標を引き上げる。新たな数値目標は提示していない。
同社は自治体と協力して通信網の拡張を進めている。すでに100以上の市町村と協業しているという。