独バイオ医薬品企業ビオンテックは26日、提携先の米製薬大手ファイザーと共同で、米国で裁判を起こしたと発表した。両社が共同開発した新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」は自社の特許を侵害しているとして独バイオ企業キュアバックがドイツで裁判を起こしたことを受けた措置。コミナティがキュアバックの特許を侵害していないことの確認を求めて、米マサチューセッツ州の連邦裁判所に提訴した。
キュアバックは今月上旬、ビオンテックに損害賠償の支払いを求め、デュッセルドルフ地方裁判所に提訴した。これに対しビオンテックは特許侵害を否認。法的な対抗措置を講じる意向を示していた。