ICT業界の景況感悪化、危機克服を支援できる企業は楽観

独情報通信技術(ICT)業界で景況感が悪化している。Ifo経済研究所のアンケート調査結果をもとに業界団体Bitkomが6日発表したところによると、9月の業界景況感指数は6.2ポイントとなり、前月の14.1ポイントから大幅に低下した。今後6カ月の見通しを示す期待指数がマイナス5.2ポイントからマイナス15.6ポイントへと低下したことが響いた格好。業界企業の過半数が業績悪化を見込んでいる。

現状判断を示す指数は35.3から30.5へと低下したものの、長年の平均とほぼ同水準を保った。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事によると、事業プロセスの改善を通した省エネ実現など顧客の危機克服を支援できるICT企業は先行きを楽観しているという。

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