機械業界の新規受注、10月は12%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の10月の新規受注高は前年同月を実質12%下回り、3カ月ぶりに減少した。国内受注が13%、国外が同11%縮小。国外の内訳はユーロ圏が16%減、ユーロ圏外が9%減だった。VDMAのチーフエコノミストは「景気の先行き不透明感が続いていることを受け、多くの顧客は機械と部品の調達を控え、新規の大型投資をためらっている」と述べた。

新規受注を特殊要因による統計のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、8~10月は前年同期を実質4%下回った。国内が8%、国外が2%減少。国外はユーロ圏が横ばい、ユーロ圏外が3%減だった。

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