コベストロ―中国で再生エネ購入契約―

化学大手の独コベストロは13日、電力調達契約(PPA)を通して中国エネルギー大手のCGNニュー・エナジー・ホールディングス(中国広核新能源控股有限公司)から再生可能エネルギー電力を購入することで合意したと発表した。全世界の生産事業で2035年までに炭素中立を実現するための取り組みの一環。来年から複数年に渡って供給を受ける。

上海工場で用いる電力の供給を中国北西部の青海省にあるCGNの風力・太陽光発電パークから受ける。同工場の電力需要の30%を賄う計画。二酸化炭素(CO2)排出量を、ガソリン車6万台分に相当する年12万6,000トン削減する。上海工場ではすでにソーラー電力を利用していることから、今回の契約により再生エネの使用量が増えることになる。

コベストロは中国南部の広州、仏山工場でも来年、CGNから再生エネの供給を受けることになっている。足元の欧州ではエネルギー大手のオーステッド、エンジーとPPAを締結済みだ。

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