ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11日発表した独業界の11月の新規受注高は前年同月を実質14%下回り、2カ月連続で2ケタ減となった。国内受注が7%、国外が同17%縮小。国外の内訳はユーロ圏が30%減、ユーロ圏外が11%減だった。VDMAのチーフエコノミストは、景気低迷のほか、比較対象の2021年11月は大型受注の効果で水準が高くその反動が出たことが背景にあると述べた。
新規受注を特殊要因による統計のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、9~11月は前年同期を実質9%下回った。国内と国外がともに9%減少。国外はユーロ圏が18%減、ユーロ圏外が6%減だった。