オペル―アイゼナハ工場でBEV生産へ―

欧米自動車大手ステランティスは22日、独子会社オペルのアイゼナハ工場に1億3,000万ユーロ強を投資すると発表した。現在手掛けているコンパクトSUV「グランドランド」の生産終了後、電気自動車(BEV)を生産する。

同BEVは新プラットホーム「STLミディアム」をベースとするモデル。2024年下半期から生産を開始する。

アイゼナハ工場はオペルの工場のなかで最も小さい。2021年秋の時点では閉鎖観測も出ていた。BEVの生産を確保したことで、存続が確実となった。同工場のコストが圧縮されるとともに品質が向上したことが評価されたもようだ。

アイゼナハは旧東ドイツに位置する都市で、オペルは東西ドイツ統一後の1992年に同工場で生産を開始した。30周年を迎えた昨年までに計370万台を出荷。現在はグランドランドの主にプラグインハイブリッド(PHV)モデルを製造している。

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