ドイツの消費者の90%が今冬に暖房の使用を抑制したことが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。節約を行いやすくするために、暖房のエネルギー消費量をリアルタイムで表示するデジタルメーターを利用したいとする回答も79%と多かった。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は、年に1回の検診で1年間の総消費量を伝える従来の方式では効率的な暖房使用を実現できないと指摘。スマートメーターとスマートサーモスタットが各世帯に標準設置されるべきだとの認識を示した。アンケートは1月から2月にかけて行われた。
暖房使用を抑制したことで寒い思いをしたい人は39%に上った。49%は室内で厚着をしたと答えている。
室内温度に関しては部屋の種類によって大きく異なる。平均温度は居間と子供部屋が最も高く21度に上った。これに浴室が20度、キッチンが19度、寝室が17度で続いた。