ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で150.0(暫定値)となり、前月を0.5%上回った。同指数の増加は6カ月ぶり。過去最高となった昨年8月(152.0)に比べると1.3%低い。
受注残高を地域別でみると、国外が0.6%、国内が0.3%の幅で増えた。部門別では投資財が0.7%、消費財が0.2%増加。中間財は0.3%減少した。
業界別ではデータ処理装置/電子・光学製品が1.9%、自動車・自動車部品が0.7%、その他の輸送機器(船舶、鉄道車両、航空宇宙など)が0.4%増えた。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.4カ月から7.5カ月に拡大した。部門別の内訳は投資財が10.7カ月(前月10.7カ月)、中間財が3.8カ月(3.8カ月)、消費財が3.5カ月(3.4カ月)となっている。