アジア企業の欧州動向

スロバキアに新たな自動車メーカー進出か

スロバキア政府が20日、東部のコシツェに近いハニスカ工業団地を「戦略投資計画」と位置付けたのを機に、新たな自動車メーカーが同国に進出するのではという憶測が広まっている。現地メディアは進出の可能性のある企業として、◇中国・ […]

シャイアー、武田薬品の買収提案を拒否

武田薬品工業は19日、アイルランドの製薬大手シャイアーに買収を提案したことを明らかにした。買収額は約440億ポンド(約)で、日本企業による海外での買収としては過去最大規模となるが、シャイアーは拒否している。 武田のシャイ

ダイムラー―筆頭株主の吉利会長が連携の積極活用を要求―

独高級車大手ダイムラー(シュツットガルト)の筆頭株主である浙江吉利控股集団の李書福会長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙への寄稿文で、他社との連携を積極的に推し進めることをダイムラーに要求した。車両の電動・IoT化に

武田薬品、シャイアー買収を検討

武田薬品工業は3月28日、アイルランドの製薬大手シャイアーの買収を検討していることを明らかにした。希少病医薬品に強みを持つシャイアーを取り込むことで、同分野を強化するほか、武田が重点領域とするがん、消化器系疾患、神経精神

韓国ハンコック、ハンガリーで商用車用タイヤ生産へ

韓国のハンコックタイヤは23日、ハンガリーのブダペスト近郊にあるラーツァルマーシュ工場の拡張計画を発表した。欧州における需要拡大を受け、商用車用タイヤの現地生産体制を整える。投資規模は890億フォリント(2億9,000万

EVバッテリー部品の韓国シンフン、ハンガリー工場が完成

韓国の二次電池部品メーカー、シンフンSECのハンガリー工場が26日、完成した。取引先であるサムスンSDIが同国に電気自動車(EV)用バッテリー工場を設けたのを受けて進出したもので、総投資額は80億フォリント(2,560万

現代自がサンクトペテルブルクにエンジン工場を計画

韓国の現代自動車がロシア・サンクトペテルブルクに新工場を建設することを検討している。先ごろロシアの複数の通信社が現地子会社Hyundai Motor Manufacturing Rusのリー社長の話を基に伝えた。それによ

中国華信能源、チェコ金融企業J&Tへの追加投資を断念

中国の複合企業、中国華信能源(CEFC)がチェコ・スロバキア系の金融・投資会社J&Tファイナンス・グループへの出資拡大を断念した。CEFCの出資構成を変更する計画に付随するものと説明している。 CEFCは201

白物家電のゴレニア、アジア3社が提携先候補に

スロベニア白物家電大手のゴレニアは14日、身売り先の候補をアジア3社に絞り込んだと発表した。財務・法務調査(デューディリジェンス)などの手続きを経て、5月8日まで買収提案を受け付ける。 ゴレニアによると、候補の3社は全て

ゴレニア戦略提携、アジア企業4社が名乗り

スロベニア白物家電大手のゴレニアは8日、アジア企業4社から戦略提携の申し出があったことを明らかにした。守秘合意に基づき、社名は公表しない。各社の提案内容を照査し、15日に候補企業を絞り込んで財務・法務調査(デューディリジ

中国華信能源、ロスネフチ株買収取引に遅れ

中国の民間資源・投資会社、中国華信能源(CEFC)がスイスの資源商社グレンコア及びカタール投資庁からロシア石油最大手の国営ロスネフチの株式14%を90億米ドルで買収する計画に、遅れが出ているもようだ。中国格付大手の中誠信

韓国SK、ハンガリーのバッテリー工場を着工

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションが8日、ハンガリーのコマーロムで電気自動車(EV)用バッテリー工場の定礎式を行った。自動車メーカーが多く集まる同国に拠点を設けることで欧州事業を拡大する狙い。2022年まで

日通、伊アパレル物流会社を買収

日本通運は7日、イタリアのアパレル物流会社トラコンフを買収することで合意したと発表した。欧州子会社の欧州日本通運を通じて全株式を1億4,450万ユーロで取得し、子会社化する。 トラコンフはヴェローナに本社を置き、高級ファ

中国・吉利の会長がダイムラーの筆頭株主に

高級車大手の独ダイムラーは24日、中国の持ち株会社・浙江吉利控股集団の李書福会長が同社株9.69%を取得したことを明らかにした。浙江吉利は自動車製造の吉利汽車を傘下に持っており、ダイムラーとの協業を実現したい考え。ダイム

業績低迷の仏ランバン、中国の復星国際が買収へ

中国の民営投資会社、復星国際は22日、フランスの老舗服飾ブランド「ランバン」を買収すると発表した。買収額や取引後の出資比率など詳細は不明だが、復星は台湾の女性実業家、王効蘭氏から過半数株を取得するとしており、取引額は1億

起亜自動車、「シード」新モデルを6月から発売

韓国の起亜自動車はコンパクトカー「シード」の3代目モデルを3月開催のジュネーブモーターショーで初公開し、6月から発売する。従来のステーションワゴンに加え、クーペやSUVも登場する可能性が高い。 新モデルは力強いフロントマ

現代自動車、「N」シリーズのラインアップを拡張

韓国の現代自動車が高性能サブブランド「N」のラインアップを拡張する。今年末にはグランツーリスモ・ハッチバックバージョンのクーペ「i30N」を市場投入(250PSまたは275PS)する。ファストバックバージョンに続くNモデ

独送電事業者に中国企業が出資、貿易法の外資規制を回避

中国の国有送電会社、国家電網がドイツ3位の送電事業者50ヘルツに資本参加する見通しだ。電力は安全保障上の重要なインフラであることから外資による出資は懸念材料となる可能性があるものの、国家電網は外資規制を回避する形で50ヘ

中国家電大手ハイアール、タタルスタンに洗濯機第2工場建設

中国家電大手のハイアール(海爾集団)がロシアのタタルスタン共和国に洗濯機の第2工場を建設する。複数の現地メディアが先ごろ報じたもので、受注好調を受けて生産能力を増強する。すでに同社は建設地となるナーベレジヌイェ・チェルヌ

ソフトバンクがスイス再保険出資交渉、100億ドル超の取引か

スイス再保険大手スイス・リーは7日、ソフトバンクグループからの出資受け入れについて交渉を行っていることを明らかにした。欧米メディアによると、ソフトバンクはスイス・リーの発行済み株式の最大3分の1を取得する方向で協議を進め

ダイムラー―中国・吉利汽車が株式取得か―

中国の自動車大手、吉利汽車が高級車大手の独ダイムラーに出資するとの観測が浮上している。中国金融情報ポータルJRJCが報じたもので、同株3~5%を取得するという。両社は報道内容へのコメントを控えているものの、否定もしていな

中国エンジニアリングCAMC、トルクメンにカリ塩工場設置へ

中国のCAMCエンジニアリング(中国機械工業集団グループ)は先ごろ、トルクメニスタンにおけるカリ塩の採掘プラント建設に関し、事業母体となるトルクメニスタン経営者協会(TSTB)と包括協定を結んだ。投資額は明らかにしていな

中国企業の対独M&A、17年も最高額に

ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大

中国車部品メーカーMeiTa、ベオグラードに第2工場建設

中国資本の自動車部品メーカー、Mei Taヨーロッパがセルビアの首都ベオグラードの拠点に第2工場を建設する。投資額は1億ユーロ。2~3月ごろに着工し、9~10月の完成を目指す。 新工場は同社が拠点を構えるベオグラード近郊

ベラルーシのベルジー、EV生産を計画

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジー(BelGee)が、昨秋開設したミンスク州ボリショフの新工場での電気自動車(EV)の生産を検討している。ベラルーシ国家科学技術委員会のア

サムスン電子、スロバキア生産を1工場に集約

韓国のサムスン電子は26日、スロバキア西部トルナバ県における生産事業を現在の2工場から1工場へ集約すると発表した。長引く人材不足が理由。4月にヴォデラディ工場を閉鎖し、ガランタ工場へ生産を移管する。ヴォデラディ工場の正社

タジキスタンのアルミ生産量激減、17年は10.3万トン

タジキスタンで主要輸出品のアルミニウムの生産量が激減している。昨年の生産量は10万3,000トンで、2012年(27万8,000トン)と比べて62.9%減少した。生産設備の老朽化や燃料調達の遅れが原因だ。現地通信社アヴェ

ロシア金採鉱ポリュス、復星国際への株式売却がとん挫

ロシア金採掘最大手のポリュス・ゴールド(モスクワ)が中国のコングロマリット(複合企業)復星国際に対する株式売却交渉を打ち切ったことがわかった。15日付のフィナンシャル・タイムズなどが報じた。ポリュスは復星に対し同社の株式

独ボッシュのミシュコルツ工場、中国企業連合の傘下に

自動車部品・産業機器大手の独ボッシュはこのほど、自動車のスターターモーターや発電機を生産するロバート・ボッシュ・スターター・モーターズ・ジェネレーターズ・ホールディング(SG)の売却手続きを完了したと発表した。買収したの

現代自、今年のチェコ生産数を縮小

韓国の現代自動車は先ごろ、今年のチェコ東部ノショヴィツェ工場の生産が縮小する見通しを明らかにした。主要市場のイギリスをはじめとする世界的な需要の落ち込みが理由で、生産台数は前年比7.5%減の33万台を見込む。従業員3,3

サムスン・スロバキアの人材不足深刻、生産移転も検討か

韓国サムスン電子のスロバキア工場で長引く人材不足が深刻な存続問題に発展している。現地通信社SMEが10日、複数の消息筋の情報として報じたもので、政府と外国人労働者の雇用手続き簡略化で交渉する一方で、生産移転も選択肢と考え

吉利、商用車大手ABボルボの筆頭株主に

中国自動車大手の浙江吉利控股集団は12月27日、スウェーデンの商用車・重機大手ABボルボに8.2%を出資し、筆頭株主になると発表した。傘下のスウェーデン乗用車大手ボルボ・カーに続き、経営に参加することになる。 吉利はスウ

露ズベルバンクと中国アリババ、合弁計画が頓挫

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクと中国の電子商取引(EC)大手アリババが検討していた合弁事業計画が頓挫したことが分かった。同計画の関係筋が12日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し明らかにした。両社はズベルバン

ハンガリー国営郵便、中国企業と物流で合弁

ハンガリー国営郵便は11月27日、中国2社と物流の合弁会社を設立することで合意したと発表した。現在40~60日を要する中国からハンガリー、欧州への輸送を大幅に短縮するのが目的だ。業務開始は来年1-3月期(第1四半期)を予

クロアチア、中国からの物資向けに港湾整備の意向

クロアチアのプレンコビッチ首相は11月27日、中国からの積荷を念頭にアドリア海沿岸の港湾整備を行う意向を明らかにした。政府の発表によると、先ごろハンガリーのブダペストで行われた同首相と中国の李克強首相との会談において、同

リチウムイオン電池大手の韓国SK、ハンガリーに新工場

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションがハンガリーに電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)用のリチウムイオン電池セルの工場を設置する。メディアが報じ、同社が11月30日に追認したもので、投資額は

ウズベキスタンで現代自のトラック組み立て

韓国の現代自動車がウズベキスタンで商用車を生産する計画だ。一部メディアの報道によると、同国のミルジヨエフ大統領がソウルを訪問した際に、現代自と起亜自動車のモデルをウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの3カ国で販

アクゾノーベルとアクサルタ、合併を断念

塗料世界最大手のアクゾノーベル(オランダ)と米同業アクサルタ・コーティング・システムズは11月21日、合併協議を打ち切ったと発表した。これを受けてアクサルタは、日本ペイントホールディングスによる買収に向けた協議を進める。

西欧のEU加盟国、中国・東欧関係の強化に懸念

中国と東欧16カ国が定期的に行っている首脳会議(16+1首脳会議)が27日、2日間の日程で始まった。大型インフラプロジェクトを中心とした協力を進め、経済関係を強化する目的で開かれているが、西欧の欧州連合(EU)加盟国では

外資自動車部品3社がスロバキアで大型投資

欧州と韓国の自動車部品メーカーがスロバキアで大型投資を計画している。同国経済省によると、対象企業は韓国のドンイル・ラバーベルト、オーストリアのパンクル・オートモーティブ、ドイツのロシュリング。投資総額は4,800万ユーロ

LS電線系の米スーペリア・エセックス、セルビア工場を新設

韓国電線大手LS電線の米国子会社であるスーペリア・エセックスが、セルビアに工場を新設する。欧州の既存工場を補完する形で、現地の自動車・モーター業界向けにマグネットワイヤ(巻き線)を生産する。投資額は最大3,000万ユーロ

アクゾノーベルとアクサルタ、合併を断念

塗料世界最大手のアクゾノーベル(オランダ)と米同業アクサルタ・コーティング・システムズは21日、合併協議を打ち切ったと発表した。これを受けてアクサルタは、日本ペイントホールディングスによる買収に向けた協議を進める。 アク

ハブ&ビー―欧州市場開拓に本腰―

スキンケアブランド「ドクタージャルト」で有名な韓国の化粧品メーカー、ハブ&ビーが欧州市場の開拓を本格化する。創業者のリー・ジンウック氏が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。 ハブ&ビーは2004年の創業。

チェコのエネ大手EPH、鉄道車両のシュコダ社買収か

チェコのエネルギー大手EPHグループが、国内鉄道車両メーカーのシュコダ・トランスポーテーションを買収するもようだ。先ごろ現地紙『ムラダ・フロンタ・ドゥネス』が消息筋の情報として伝えたもので、取引額300億コルナ(11億7

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