ドイツ機械工業界の動き

機械業界回復続く、10月売上32%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した2010年10月の業界受注高は前年同月比で32%増加した。増加幅は上半期に比べ縮小しているものの、経済危機からの回復は順調に進んでいる。国外受注が35%増加、国内も25%の伸び […]

独アイゼンマン、接着システムメーカーを買収

独産業設備メーカーのアイゼンマンは22日、産業用接着システムメーカーのインテック・ビーレンベルク(intec Bielenberg)の過半数資本を取得したと発表した。買収価格は公表していない。 \ インテックは1972年

M+W

独プラント大手のM+Wは韓国の銀行コンソーシアムが売りに出している現代建設の株式35%を取得しない方針だ。M+Wの広報担当者が『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し明らかにした。財務上のリスクが大きすぎ

工作機械業界、2010年生産予測上方修正

ドイツ工作機械工業会(VDW)は22日、加盟企業の2010年生産高予測を上方修正した。経済危機で悪化した受注が急速に回復しているためで、前年比の減少幅を従来予測の12%から6%へと変更した。金額ベースでは93億ユーロを見

国際畜産見本市、来場者数が過去最高に

国際畜産見本市(EuroTier)が16~19日の4日間、ハノーバーで開催された。今回の出展者数は前回(08年)を8%上回る1,967社、来場者数は14万人となり、ともに過去最高を記録。農業機械メーカーと酪農家の関心の高

独デュル、中国のVW合弁から塗装ラインを受注

独産業設備大手のデュルは16日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲンに新塗装ラインを納入すると発表した。新ラインは2011年10月から稼働し

Siemens AG―2年連続で営業益記録更新―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が11日発表した2010年9月通期決算の主要3部門の営業利益は前期比4%増の77億8,900万ユーロとなり、2期連続で過去最高を記録した。上半期は業績が振るわなかったものの、下半期

A380事故原因はタービン部品=ロールスロイス

エアバスA380のエンジン事故を調査していたエンジン製造元の英ロールスロイスは12日、タービン用の特殊部品が事故を引き起こしたことを明らかにした。この部品が燃料の発火を引き起こし、エンジンカバーの剥離につながったとしてい

EADS(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で1,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(8,700万ユーロ)から黒字に転換。航空機部門エアバスの納入が増え、収益が改善した。売上高は18%増の112億ユーロ。 \

M+W Group GmbH―現代建設株取得に関心―

独プラント大手のM+W(シュツットガルト)が韓国同業・現代建設への出資に関心を示している。経済紙『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』が業界関係者から得た情報として4日付で報じた。 \ 現代建設は1990年代

Pfeiffer Vacuum Technology AG―仏同業Adixen買収へ―

ポンプ製造の独Pfeiffer Vacuum(アスラール)が仏Alcatel-Lucent傘下の同業を買収する方向だ。同社役員への取材をもとに4日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、買収が実現すると、P

独機械業界9月受注28%増に、拡大幅は縮小

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した加盟企業の9月の受注高は前年同月比28%増となり、2ケタ台の伸びを確保した。これまでに比べると増加幅は縮小しているものの、VDMAのトーマス・リントナー会長は経済危機後の特需が

樹脂・ゴム加工機械業界、売上予測15%増に引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、樹脂・ゴム加工機械業界の2010年売上成長率予測を春に提示した11%から15%へと上方修正した。同業界と顧客業界の業績が当時の予想を上回るスピードで回復していることを反映させた。

Linde

工業ガス大手の独Lindeは10月27日、中国の太原鋼鉄(Taiyuan Iron and Steel Ltd=TISCO=)向けに空気分離装置を建設することで合意したと発表した。太原にあるTISCOの工場敷地内に生産能

Trumpf GmbH + Co. KG―2010年6月期は赤字転落―

工作機械大手の独Trumpf(ディッチンゲン)が21日発表した2010年6月通期決算の最終損益は7,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1,900万ユーロ)から悪化した。経済・金融危機の影響を受けた格好。ただ、受

A-Tec Industries AG―支払い不能で倒産―

オーストリアの大手複合企業A-Tec Industriesは20日、地元ウィーンの裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。業績が急速に悪化したことを受けて11月2日に予定する社債償還のメドが立たなくなり、支払い不能に陥っ

Konecranes

フィンランドのクレーン製造大手Konecranesは21日の決算発表会で、独同業Demag Cranesの買収を事実上、断念することを明らかにした。Demag側が買収受け入れを拒否しているうえ、買収計画が明らかになったこ

駆動装置・フルードパワー業界が急回復

ドイツ機械工業会(VDMA)の駆動装置、フルードパワー両部会は21日、独両業界の生産高が今年、経済危機発生前の2006、07年水準まで回復するとの見通しを明らかにした。昨年急減した受注がV字回復しているためで、両部会の部

クラウス・マッファイ、スロバキアで新工場棟が稼動開始

独機械大手クラウス・マッファイは12日、スロバキア北部のマルティン工場で、新工場棟の稼動を開始した。当面は継電器を生産し、将来的には射出成形機の組み立てや、プラスチック機械用部品の生産も行う予定。 \ 新工場棟の床面積は

Rheinmetall AG―南ア企業買収―

軍需大手の独Rheinmetall(デュッセルドルフ)は13日、南アフリカの軍需企業 Laingsdale Engineering (Pty) Ltdを同国のTellumat (Pty) Ltdから買収すると発表した。R

Siemens AG―風力発電設備で世界トップ目指す―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が風力発電設備の世界市場で最大手メーカーとなることを狙っている。中国やインド、ブラジル、アフリカ、米国を中心に国外事業を強化。競合の米General Electric(GE)やデン

Konecranes Plc―独競合Demag買収に照準―

フィンランドのクレーン製造大手Konecranes(ヒーヴィンカ)が独競合Demag Cranesの買収に向け準備を進めている。7日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じ、Konecranesが追認

機械業界生産高、2011年は8%増見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独業界の2011年の生産高が前年比8%増の1,750億ユーロに拡大するとの予測を発表した。伸び率は2010年予測の6%をやや上回るものの、世界的に景気の減速が見込まれることから、控え

Rofin-Sinar TechnologiesInc.―スイス同業LASAGを買収―

独米系のレーザー機器メーカーRofin-Sinar Technologies(ハンブルク/プリマス)は1日、時計大手スウォッチのレーザー機器子会社LASAGを買収すると発表した。製品の幅と顧客層を拡大する狙い。取引金額な

工作機械業界が順調に回復、生産高は今年も減少見通し

独工作機械業界の受注が順調に回復している。上半期の受注高は前年同期から58%(国内51%、国外61%)増加。特に切削加工分野では75%以上拡大した。ドイツ工作機械工業会(VDW)が9月28日、デュッセルドルフで開幕した国

独大型プラント業界、受注底打ちを宣言

ドイツ機械工業連盟(VDMA)の大型プラント部会(AGAB)は5日、受注の減少に歯止めがかかり、下半期からは再び増加に転じるとの見通しを明らかにした。2010年通期では前年並みを確保できるとしている。 \ 一方、09年7

8月機械受注45%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が9月30日発表した2010年8月の業界受注高は前年同月比45%増となり、これまでに引き続き高い成長を保った。ただ、増加幅が60%を超えた5、6月に比べると成長の勢いはやや鈍く、VDMAのエ

産業プラント狙ったマルウエア、感染広がる

シーメンスの産業用インフラシステムを標的とするマルウエア(悪意あるソフトウエア)「Stuxnet」の感染が広がっている。イラン政府当局が先月25日、同国内でコンピューター3万台、サーバー数千台が感染したことを認めたほか、

Thyssenkrupp AG―イラン事業から全面撤退へ―

鉄鋼系複合企業の独ThyssenKrupp(エッセン)は23日、イランの顧客との新規契約を同日から締結しない方針を明らかにした。ドイツと欧州連合(EU)、米国のイラン制裁に対応。既存のイラン事業についても早急に停止する。

風力発電設備業界に再編の機運

風力発電設備業界で今後、業界再編が始まる見通しだ。経済危機の影響で新規の風力発電プロジェクトの資金繰りが困難なうえ、米国の風力発電市場の不振を受け世界的に供給過剰に陥っていることが背景にある。中国を中心に新規の設備メーカ

Kion Group GmbH―豊田自動織機からの首位奪取に照準―

フォークリフト世界2位メーカーの独Kion(ヴィースバーデン)が最大手の豊田自動織機から市場トップの座を奪い取る意向だ。ゴルドン・リスケ社長は『ハンデルスブラット』紙に対し、両社の売り上げの差は小さいと述べ目標達成に自信

Manroland AG―自力再建へ、同業との合併はなし―

印刷機械大手の独Manroland(オッフェンバッハ)は17日、新たな事業再編計画を発表した。3工場の事業分担を改め、技術サービス部門も新設するほか、人員削減の規模を従来計画より500人拡大するという内容。競合企業との合

Tognum AG―中国で合弁、原発向け発電機など製造へ―

大型エンジン大手の独Tognum(フリードリヒスハーフェン)は9日、中国の兵器大手Norinco(中国北方工業公司)と共同で現地に合弁会社を設立することで合意したと発表した。北京の西およそ300キロにある大同で大型高速デ

独機械業界、2010年生産成長率6%に引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、加盟企業の2010年生産成長率を従来予測の3%から6%へと上方修正した。ここ数カ月間の新規受注が極めて良好の推移しているため。5~7月の受注はVDMAのすべての部門で前年同期を上回

Schaeffler Gruppe―Continentalとの合併先送り―

ベアリング大手のSchaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は傘下の自動車部品大手Continentalとの合併を先送りする意向だ。同社のユルゲン・ガイスラー社長は1日の決算発表で、「これまで提示してきた2011年末と

機械受注の好調続く、7月は48%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した2010年7月の業界受注高は前年同月比で実質48%増加し、これまでに引き続き大きく拡大した。国外受注が54%、国内も38%増えた。 \ 大型受注による統計上のブレが少ない3カ月

独産業用バルブ業界、上期受注が14%増

ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、国内産業用バルブメーカーの今年上半期の受注高が前年同期比で14%(名目)増加したと発表した。世界的な景気回復を受けて、昨年通期の17%減から大きく持ち直した。 \ 一方、業界売上

新しい鋼板鋳造技術をSalzgitterが開発

独鉄鋼大手Salzgitterの鋼板製造部門Salzgitter Flachstahl(SF)がプラントメーカーSMS Siemag(旧SMS Demag)と共同で、新しい薄版鋳造技術の開発に成功した。独自のベルト式鋳造

Laepple

自動車部品・機械の中堅メーカーLaepple(ハイルブロン)は8月26日の株主総会で工具部門をポルトガルの投資家を中心とするコンソーシアムに売却することを決議、9月1日付で譲渡した。事業再編の一環で、同社は今後もリストラ

独工作機械業界、第2四半期受注が71%増加

ドイツ工作機械工業会(VDW)が18日発表した2010年第2四半期の同業界の新規受注高は前年同期比で71%増加し、1970年代初頭以来の急成長となった。国内受注が81%増と特に伸び率が大きく全体をけん引。国外受注も66%

ボイラーメーカーのカルテルで制裁金9,100万ユーロ

連邦カルテル庁は12日、褐炭発電所用蒸気ボイラーの公開入札にからんで計4社が1990年代から2003年にかけてカルテルを結んでいたとして、現存する1社に対し約9,100万ユーロの制裁金支払いを命じた。 \ カルテルに関与

独デュル、業績回復も黒字転換ならず

独塗装設備大手のデュルが5日発表した2010年4-6月期決算(国際会計基準:IFRS)の営業利益(EBITベース)は710万ユーロとなり、前年同期の140万ユーロから5倍以上に改善大した。主要顧客である自動車産業の回復と

独アイゼンマン、インド同業を買収

独産業設備メーカーのアイゼンマンは11日、産業設備のメンテナン事業を展開する米マクレランからインドの産業設備メーカーHaden Indiaを買収すると発表した。取引価格は公表しないことで合意している。アイゼンマンは今年6

Koenig & Bauer AG―同業Manrolandとの合併に意欲―

印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が同業Manrolandとの合併を検討している。同社のヘルゲ・ハンゼン社長が10日公開された『ハンデルスブラット(HB)』紙のインタビュー記

Heidelberger Druckmaschinen

印刷機械最大手の独Heidelberger Druckmaschinenは10日、2010年6月末時点の受注残高が前年同日から31.5%増の8億1,000万ユーロに拡大し、過去18カ月で最高となったと発表した。ここ数カ月

独産業ロボット大手のクーカ、業績回復

産業用ロボット・機械大手の独クーカ(KUKA、アウグスブルク)が3日発表した2010年中間決算(1-6月期)の営業利益(EBITベース)は670万ユーロとなり、前年同期の2,290万ユーロの赤字から改善した。主要取引先で

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