鋳物業界が存続の危機
ドイツの鋳物業界が厳しい状況に追い込まれている。エネルギー価格の高騰で競争力の維持が難しくなっているためだ。独鋳物産業全国連盟(BDG)のクレメンス・キュッパー会長は『ヴェルト』紙に、「顧客はますます国外の競合に発注する […]
ドイツの鋳物業界が厳しい状況に追い込まれている。エネルギー価格の高騰で競争力の維持が難しくなっているためだ。独鋳物産業全国連盟(BDG)のクレメンス・キュッパー会長は『ヴェルト』紙に、「顧客はますます国外の競合に発注する […]
ロシア国営の中央自動車エンジン科学研究所(NAMI)は13日、同国西部サマラにあ る独自動車部品大手ボッシュの工場「ロバート・ボッシュ・サマラLLC」の株式 100%を取得したと発表した。取引額は明らかにされていない。N
燃料価格の高騰やロシア・ウクライナ戦争に起因するエネルギー危機でヒートポン プの需要が高まる中、東欧がヒートポンプの重要な生産地となりつつある。必要な 人材が比較的安く雇用できるのが強みとなっているもようだ。 欧州ヒート
ポーランドの新興企業イノベーションAGが独自開発した電動バン「e-Van」が、路 上走行試験で航続距離396キロを達成した。現在、市場で手に入る電動バンで400キ ロを超えるのはフォルクスワーゲン(VW)の「ID.buz
韓国のサムヤン・バイオファーマのチョ・ヘリョン米国子会社社長は7日、ハンガ リーのブダペスト郊外ゲデレーで13日に新工場の開所式を行うと発表した。以前の 発表によると、投資額は350億ウォン。吸収性縫合糸を年間10万キロ
商用車大手の独ダイムラー・トラックは13日、長距離輸送用の大型電気トラック「eアクトロス 600」を10月10日に世界初公開すると発表した。同モデルはこれまで「eアクトロスロングホール」のプロジェクト名で開発してきたもの
高級乗用車大手の独メルセデスベンツは13日、欧州で調達する低炭素鋼の規模を2030年までに20万トン超に拡大する方針を明らかにした。車両1台当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を製品ライフサイクルベースで同年までに20年の
独複合企業ティッセンクルップの電解槽子会社ティッセンクルップ・ヌセラは12日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。資本市場の状況が悪化しなければ、フランクフルト証券取引所のプライム・スタンダードで夏休み前に上場を行う意
英大型エンジン・発電機大手ロールスロイスはハンガリーの研究開発(R&D)事業 を強化する。同国のシーヤールト外務貿易相が12日、明らかにした。投資額は69億 フォリント(1,870万ユーロ)で、政府から17億フォリントの
ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は9日、中国宜賓市(四川省)で開催された 「世界動力電池会議」に出席し、同国の大手電池メーカーがハンガリーに大規模投 資を計画していると発表した。企業名は明らかにしていない。ハンガリーで
スロバキアのペーテル・シュヴェツ副経済相は8日、訪問中の台湾で、台湾工業技 術研究院(IRTI)とスロバキアの科学アカデミーおよびブラチスラバ工科大学が半 導体提携に向けた覚書に調印したことを明らかにした。訪問団が台湾の
エストニアの首都タリンにあるオフィス・商業施設であるユレミステ・シティが、 新技術の実地試験の受け入れサービス「テストシティ」をスタートした。国内外の 企業が実在の町で新しいソリューションを試す場を提供することで実用化を
ロシア中央銀行は9日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を 7.5%に据え置くことを決めた。据え置きは6会合連続。国内経済が予想を超えて成 長する中、インフレ圧力がこれまで以上に高まっているとし、今後の
JERAは12日、独エネルギー大手EnBWおよびEnBWのガス卸子会社VNGとアンモニアクラッキング(分解)技術の共同開発に向けた覚書を締結したと発表した。それぞれが蓄積してきた水素・アンモニアに関連する知見やノウハウを
ロンドン市場上場の投資会社ACGが計画するブラジルでの鉱山買収を、欧州自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とステランティス、資源大手のグランコアなどが支援する。ACGが12日、明らかにした。VWとステランティスは車載電
ドイツで昨年、完成した新築住宅(10万3,525件)の74.7%が少なくとも部分的に再生可能エネルギーを暖房に使用していることが、連邦統計局の12日付の発表で分かった。前年を4.0ポイント上回る水準で、2015年に比べる
独ティッセンクルップの造船子会社ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)と印同業マザゴン造船所は7日、インド海軍向けに潜水艦を建造することで基本合意した。両国の戦略パートナーシップを踏まえたもので、ムンバイで行
ゼロコロナ規制が解除されたにもかかわらず、ドイツ企業の中国事業見通しは改善していないことが、在中国ドイツ商工会議所(AHK中国)が会員企業を対象に実施したアンケート調査で分かった。イェンス・ヒルデブラント理事は、「市場の
ルクセンブルクに本社を置く化学スタートアップ企業リヴィスタ・エナジー・ヨーロッパは8日、同社がドイツに建設する初のリチウム精錬工場の基本設計(FEED)と詳細なフィジビリティスタディ(DFS)を仏エンジニアリング大手テク
ドイツの産業立地条件が悪化しているにもかかわらず、同国の電機メーカーの大半が自国への投資を優先していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の臨時アンケート調査で分かった。ヴォルフガング・ヴェーバー専務理事は、煩雑な規制や
エストニア政府は8日の閣議で、2025年の大阪・関西万博への不参加を決定した。 参加にかかるコストに期待できる成果が見合わないと判断したもようだ。 ティート・リーサロー経済通信相は松村之彦駐エストニア大使に対し、「万博へ
ノルウェーの電解槽メーカー、ハイスター(Hystar)は7日、ポーランド電力大手 ポレネギア(Polenergia)の水素プロジェクト「H2HubNS」に、容量5メガワット (MW)の電解槽を供給する契約を結んだと発表し
セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.25ポイント引き上げて6.25%に設定 した。市場は据え置きを予想していた。インフレ期待の高まりに先手を打ちインフ レ率を確実に下げるため、予想外の利上げに踏み切った。 中
高級乗用車大手の独メルセデスベンツは7日、北米に持続可能な鉄鋼のサプライチェーンを構築することで、スウェーデンのスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)と基本合意したと発表した。部品・部材を完成車工場のある地
鉄道設備大手の独フォスロー7日、中国でレール固定システムを受注したと発表した。河北省雄安と河南省商丘市を結ぶ高速鉄道路線に投入される。受注高は5,000万ユーロ弱。 同区間は全長が600キロ超。運行速度は最大で時速350
独銀最大手のドイツ銀行が不動産融資事業を再編する意向だ。同行関係者の情報をもとに『ハンデルスブラット』紙が7日、報じた。広報担当者は「デジタル化、金利の上昇、インフレは住宅融資市場を根本的に変えた」と指摘。同事業の効率化
眼鏡販売大手の独フィールマンは7日、米国とカナダの同業2社を買収すると発表した。事業のグローバル化とデジタル化を推進する戦略に沿った措置。欧州に強力な基盤を持つ同社は北米市場の開拓に乗り出すことになる。 米国で眼鏡の実店
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.3%増の98.8(暫定値)に上昇した。同指数の改善は2カ月ぶり。製造業新規
ドイツ連邦統計局が7日発表した2023年第1四半期の国内発電量(送電網への供給ベース)は1,328億キロワット時(kWh)となり、前年同期を7.8%下回った。電力価格の高騰や景気の低迷、暖冬を背景に需要が大きく縮小した。
ドイツの人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2021年時点で22%に達したことが、連邦統計局の7日の発表で分かった。1950年時点では10%(東ドイツを含む)にとどまっており、70年強で2.1倍に増えた計算だ。平均余命
ポーランド中央銀行(NBP)は6日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を 6.75%に据え置くことを決めた。金利据え置きは9会合連続。中銀は2021年10月か ら22年9月にかけて11会合連続で利上げを実施した。経
新しい脱炭素技術の投入で価格競争上、不利になる企業に、従来型の技術で生産する競合製品との差額を国が補償する「炭素差額契約(CCfD)」の導入に向けてドイツ政府が動き出した。CCfD入札の予備手続きに関する情報が6日、官報
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.4%減の94.8(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。減少幅は前
ポーランド政府が6月1日からベラルーシおよびロシアナンバーのトレーラーとセミ トレーラーの入境を禁止した。ポーランド系ベラルーシ人記者に対するベラルーシ 最高裁判所の有罪判決を受けた制裁強化の一環だ。 ポーランドも加盟す
クラウドサービス大手の米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は5日、ハンガリー のブダペストに同国初のオフィス拠点を開設したと発表した。国内の顧客や提携先 へのサポート体制を強化する。投資額や従業員数などは明らかにしてい
ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した5月の乗用車新車登録台数は前年同月比19.2%増の24万6,966台となり、4カ月連続で拡大した。サプライチェーンのひっ迫緩和で受注残の消化が加速している。ただ、コロナ禍前の19年
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比20%減と大幅に落ち込んだ。世界経済の低迷が反映された格好。VDMAのエコノミストは、改善の兆しはないと述べた。 国内受注
ドイツ連邦統計局が5日発表した4月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで前月比1.2%増の1,304億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大した。比較対象の前月は6.0%減と大幅に落ち込んでいたことから、4月はベース効果
トルコ統計局(TUIK)が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年 同月比で39.59%となり、前月の43.68%から一段と縮小した。インフレ率の低下は 7カ月連続。比較対象となる前年同月のインフレ率が7
国際協力銀行(JBIC)は5月31日、中東欧のスタートアップ支援を目的とする新 ファンド「エフエフ・レッド・アンド・ホワイト(ff Red & White)」(ルクセ ンブルク)に1,600万ユーロを出資すると発表した。
独複合企業ティッセンクルップは2日、軍用船以外の船舶事業を統合する新会社を設立すると発表した。時代の変化を受けて環境やセキュリティなど新たな分野で需要が拡大していることに対応する。造船子会社ティッセンクルップ・マリン・シ
バイオ医薬品大手の独ビオンテックは2日、米同業オンコC4と共同開発している肺がん治療薬「BNT316/ONC-392」でフェーズ1/2の治験結果が良好だったと発表した。同薬は米食品医薬品局(FDA)から迅速承認手続きの適
独電気電子工業会(ZVEI)が1日に発表した同国の2022年の電池市場規模は163億4,000万ユーロとなり、前年を62%上回った。電動車の国内生産増加などを背景に主力のリチウムイオン電池が92%増の116億3,000万
ドイツのバイオテクノロジー企業が2022年に調達した資金の総額は前年比38%減の8億1,200万ユーロと大きく落ち込んだことが、監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が作成した2023年版『ドイツ・バイオテクノ
チェコのシュコダ自動車は1日、デジタル事業部門であるシュコダ・オート・デジ ラボが新たに「シュコダ・エックス(Skoda X)」として始動することを明らかに した。製品とサービスの一層のデジタル化を進めて同社の中核事業を
ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相と欧州連合(EU)欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー政策担当)は5月31日、グリーン水素市場の創設に向けたドイツとEUの取り組みを連携させることで合意した。同国のイニシア
東レは1日、独子会社の東レ・レジンズ・ヨーロッパ(TREU)が射出成形工程から廃出されるガラス繊維強化PPS樹脂のリサイクルプロセスを確立したと発表した。欧州の顧客向けを中心に今後、サンプルワークを展開し、リサイクル素材
ソーラーウエハー開発・製造のスタートアップ企業である独ネックウェーフは5月31日、既存と新規の投資家から計3,000万ユーロの資金を確保したと発表した。独東部のビターフェルトに建設する同社初の商業生産施設の着工資金に充て
Ifo経済研究所が1日発表した独化学業界の5月の景況感指数(DI)はマイナス11.1ポイントとなり、前月(-3.9ポイント)を約7ポイント下回った。今後の見通しを示す期待指数がプラス11.4ポイントからマイナス4.1ポイ
独エネルギー大手エーオンは5月31日、国内の一般向け料金を9月1日付で引き下げると発表した。卸売価格が大幅に低下したことを受けた措置。値下げ幅は電力で平均18%、天然ガスで同28%に上る。特別契約顧客向けの料金も引き下げ