独自動車大手のBMWは22日、同社初の電気自動車(EV)「i3」の販売価格を発表した。ドイツでは3万4,950ユーロに設定、11月から販売を開始する予定。7月29日には、ロンドン、ニューヨーク、北京の3都市で「i3」を世界初披露する。
\EVやプラグイン・ハイブリッド車などエレクトロモビリティーのサブブランドとして立ち上げた「BMWi」の製品は、マルチ販売チャネルモデルを通して販売する。「BMWiエージェント」と呼ばれる販売店に加え、マルチメディアに対応した「カスタマー・インタラクション・センター(CIC)」の設置や、オンライン販売も計画している。
\また、電気自動車を購入する際の不安を解消するため、充電インフラ(BMWiウォールボックス)やカーシェアリングサービスなどの幅広いサービスを用意した「360°エレクトリック」プログラムを提供する。例えば、休暇などで長距離を走行したい顧客には、従来の内燃エンジンを搭載したBMWモデルを利用できるサービスを提供する。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、「i3」の販売価格は、ディーラー関係者で予想されていた約3万6,000ユーロを下回り、既に市場投入されているオペルの電気自動車「アンぺラ」のベースモデルの4万5,900ユーロと比べても安い価格設定となっている。
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